Digift 活用法

大量データの一括移行: Digift Migrator の使い方

数千〜数万ファイルを Digift に取り込むデスクトップアプリ Digift Migrator のセットアップから運用までを解説します。

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データ移行のフローを示すイラスト

ローカル PC や Google Drive、 NAS に数千〜数万のデザインアセットが眠っている方も多いはずです。 これを「1 件ずつブラウザでアップロード」 するのは現実的ではありません。

そんなときに活躍するのが Digift Migrator。 デスクトップ専用の一括移行ツールで、 フォルダごと取り込んで、 タグやコレクションを自動で付与できます。 この記事では、 セットアップから運用、 トラブル対応までを解説します。

Digift Migrator とは

Digift Migrator は、 Windows と macOS で動くデスクトップアプリです (Pro / Team プラン限定)。 ブラウザの Digift と同じデータにアクセスできますが、 ローカルファイルの一括スキャンや並列アップロードに特化しています。

主な機能

  • 並列アップロード: 複数ファイルを同時に送信、 大量移行を高速化
  • 自動リトライ: ネットワーク切れや一時エラーを自動再試行
  • ドライラン: 実行前に「何が・どこに行くか」 を確認可能
  • 重複検出: 既存アセットとの重複を検出し、 スキップ / 上書き / 新版作成を選択
  • タグ・コレクション一括付与: 取り込み時にメタデータを自動付与
  • レジューム: 中断しても次回起動時に途中から再開

セットアップ 3 ステップ

Step 1. Migration トークンを発行

Digift にブラウザでログイン → 設定 → Migration トークン → 「新規発行」 を実行。 発行されたトークン (mig_ で始まる文字列) を安全な場所にメモ。 表示は発行直後のみ なので、 必ずコピーしておきましょう。

有効期限はデフォルト 30 日。 長期運用なら 90 日や 180 日に延長も可能 (Pro / Team の管理者権限が必要)。

Step 2. アプリをダウンロード & インストール

Digift サイトの「FAQ」 ページ、 もしくは設定画面から、 自分の OS 用のインストーラをダウンロード。

  • Windows: .exe インストーラ
  • macOS: .dmg (Apple Silicon / Intel 別)

Step 3. アプリにログイン

インストールしたアプリを起動し、 Step 1 で発行したトークンを入力。 ワークスペース選択画面が出るので、 取り込み先のワークスペースを指定すれば準備完了です。

Digift Migrator の 4 ステップを示すイラスト

取り込みフロー 4 ステップ

① フォルダ選択

取り込みたいフォルダを指定。 サブフォルダも自動でスキャン対象になります。 非対応形式 (.txt, .exe など) はスキップされ、 画像 / 動画 / デザインファイル / 音声などのアセットが抽出されます。

② ルール設定

取り込み時にどのメタデータを付与するか設定します。

  • タグ: 全件に共通のタグを付与 (例: 「2026-06 一括移行」)
  • カテゴリ: 単一カテゴリを指定
  • コレクション: 既存コレクションへの追加 or 新規作成
  • 重複モード: 既存アセットと重複時の挙動 (skip / overwrite / new_version / metadata_only)

③ ドライラン (確認)

実行前に、 「何ファイル送信されるか」「重複が何件か」 を確認できます。 想定外のフォルダが含まれていないか、 ここで必ずチェック。

④ 実行

ドライランで問題なければ実行ボタン。 並列アップロードが始まり、 進捗バーで状況確認できます。 数千ファイルでも数十分で完了する規模感です。

大量データを安全に移行するコツ

1. まずは 100 件で試運用

いきなり数万件を流すのではなく、 まずは 1 つのサブフォルダ (100 件程度) で試運用。 タグやコレクションの付き方を確認してから全件移行へ。

2. 重複モードを正しく選ぶ

モード用途
skip既存があれば送らない (初回移行向き)
overwrite既存を上書き (古い版を捨てたい場合)

3. 並列度の調整

デフォルトは 5 並列。 自宅回線が細い場合は 3 程度に、 オフィス回線で高速なら 10 程度まで上げられます。 帯域を圧迫しすぎると他の作業に影響するので、 様子を見ながら調整。

4. ネットワーク切れはリトライに任せる

移行中に Wi-Fi が切れても、 自動でリトライされます。 PC をスリープさせずに放置 (or 強制実行モード) しておけば、 翌朝には完了している、 ということもあります。

トラブル対応

非対応形式が混在している

.txt や OS 設定ファイル (.DS_Store) などは自動スキップされます。 心配なら、 取り込み前に .digiftignore ファイルを置いて除外パターンを指定可能 (gitignore 互換)。

容量超過エラー

Pro / Team プランのストレージ上限を超過すると、 アップロードが停止します。 設定 → プランから現在の容量を確認し、 不要ファイル削除 or プランアップグレードで対応。

移行中にアプリを閉じてしまった

問題ありません。 次回起動時に「途中から再開しますか?」 と聞かれます (レジューム機能)。 送信済みファイルは重複検出でスキップされます。

よくある質問

Q1. 何ファイルまで一度に移行可能ですか?
明確な上限はなく、 数万件単位の移行実績があります。 ただしストレージ容量とプラン制限の確認は必須。
Q2. PSD / AI ファイルもサムネ生成されますか?
はい。 アップロード後にサーバー側で WebP プレビューが生成され、 ブラウザで確認可能になります (一部制限あり)。
Q3. 移行中にアプリを閉じても大丈夫?
大丈夫です。 レジューム機能で次回起動時に途中から再開できます。 進捗が消えることはありません。
Q4. タグはいつ付けるべき (移行時 / 後で)?
「全件に共通する大枠」 (例: 「2026-06 一括移行」「クライアント別の大分類」) は移行時の一括付与で OK。 細かい属性タグは、 移行後にブラウザ画面で個別調整するのが現実的です。
Q5. 移行元のファイルは消えますか?
消えません。 Migrator は「コピーして送る」 動作です。 元のファイルはローカルに残りますので、 安心して試せます。
Q6. Free プランでも使えますか?
Migrator は Pro / Team プラン限定です。 Free プランで試したい場合は、 まず手動アップロード機能で操作感を体験し、 大量移行が必要になったタイミングで Pro にアップグレードがおすすめです。

まとめ

Digift Migrator は、 大量のデザインアセットを一気に取り込みたい方にとって、 強力な味方になります。 まずは小さなフォルダで試運用し、 操作感を掴んでから全件移行に進むのが安心です。

過去のアセットが整理された状態で Digift に並ぶと、 そこから「探す時間」 がほぼゼロになります。 Pro / Team プラン契約済みの方は、 ぜひ試してみてください。